ピッキングミスが多い人ってどんな人?ピッキングミスが起こる原因と改善方法
掲載日:2020年03月13日
更新日:2024年02月21日
目次
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1. ピッキングでミスをするとどうなるか
・ピッキングでミスをすると
ピッキングは、指示された商品を棚から取り出す仕事です。ピッキングされた商品は検品を受け、仕分け・梱包等をされて配達・配送に向かいます。
ピッキングにミスがあると、その後の作業にも影響が出てしまいますし、万が一そのまま配達・配送されてしまったら、クレームになりかねません。
・何かペナルティーはあるの?
ミスをした場合は出荷後にお客様からのクレームで判明することがほとんどです。
管理者から注意を受けますが、弁償したりということはまずありません。
ですが、2度とおこさないように原因を特定して作業環境を改善するなどの工夫が必要になります。
今回はピッキングミスの原因を理解し、ミスを防ぐにはどうしたらいいか考えてみます。
2. ピッキングミスはなぜ起きる?
ピッキングミスの改善方法を考えるためには、何が原因でミスが起きているのか特定する必要があります。
下記の項目に集中するものがあれば、それが原因です。たとえば特定の商品、特定の担当者に集中するとすれば、その商品・担当者に原因があります。
- タイミング
- 商品
- 担当者
- 時間帯
原因が特定できたとしても、その対象の商品や人を批判してはいけません。原因がある程度特定できたら、職場である以上、担当が誰であろうと商品が何であろうと、ミスが起きないような環境にすることが大切です。
たとえば原因が商品に特定できたら、その商品に関してピッキングミスが起きないように対策を考えます。担当者に原因があれば、担当者の弱点をカバーできるように職場を改善するのです。
3. ピッキングミスが多い人ってどんな人?
整理整頓が苦手
ピッキングは大量の品物から必要なものを選び、集めていかなければなりません。そのため、頭の中で物事を整理し、順序だてて効率よく作業を行うことができないと難しいでしょう
体を動かすのが苦手
頭で考えた通りに体を動かすのは意外と難しいものです。右手でつかまなければならないところを左手でつかんでしまったり、うまく体を動かすことができない場合は、日ごろから適度な運動をするなどトレーニングしてみるのも良いでしょう。
単調作業より企画などを考えるのが好き
ピッキングは、倉庫内の品物の場所などを一度覚えてしまえば、あとは単純な作業が多くなります。
単調な作業に飽きてしまうような方は思い切って転職してみるのもおすすめです。
もしも続けてミスをしてしまったり、自分の作業スピードに落ち込んだりすることもあるかもしれませんが「まだしっかり慣れていない。まずは仕事に慣れて、次に正確性とスピードを意識しよう」くらいの気持ちで新たな仕事に取り組みましょう。
4. ピッキングミスを防ぐ具体的な対策
・作業ルールの徹底
担当者が各々の解釈で作業すると、作業の内容が統一されず混乱します。ルールをしっかり決めて、誰が担当しても同じような作業になるようします。
・入庫作業の正確性向上
間違った棚に商品が置かれてしまうと、指示通りにピッキングすることはできません。入庫作業もピッキング作業同様のルール化・標準化を行います。
・入荷検品の徹底
入庫・ピッキング作業が正しくても、入荷商品自体が間違っていた場合、指示とは違った商品をピッキングしてしまいます。入荷検品を正確に行い、入荷ミスを防ぎ棚に正しい商品が並ぶ環境を作るのです。
・棚番の改善
商品の位置を特定するのが棚番です。棚番の文字の大きさや棚番の位置に問題があると、ミスの原因になります。誰からもはっきり見えるような位置に棚番を貼付し、誰もがしっかり判読できるように文字の大きさも工夫すると良いでしょう。
・類似品は離す
見た目が似ている商品が近い場所にあると、どうしても間違ってピッキングしてしまいがちです。外見の似た商品のロケーションを離しておけば、間違ってピッキングすることはなくなるでしょう。
・倉庫環境の健全化
倉庫内が常に整理され、清掃が行き届いていると作業ミスは減ります。逆に棚周辺に物があふれ、倉庫の空きスペースにダンボールや商品が乱雑に置かれているような環境では、ミスのないピッキング作業を行うことはむずかしいでしょう。
・情報共有を徹底
作業効率を上げるためのロケーション変更や、類似商品に関する注意事項など、大切な情報は作業を担当する人が共有できる仕組みを作ります。専用の連絡ボードを作って、皆の目に必ず入る位置に置くなどすると良いですね。
5. まとめ
・ピッキングミスがなくなれば職場全体の効率化も
ピッキング作業の正確性が向上すると、誤配も減り、社外的なクレーム対応も少なくなるはずです。クレームが減少すればお客様からの信頼も強くなり、取引先との関係性もよくなるでしょう。
ピッキングミスを減らすことは職場全体の生産性向上が図れるばかりではなく、会社としての信頼につながります。ピッキング作業のミスが気になるのであれば、ぜひ倉庫・センター内業務全体の見直しからはじめることをおすすめします。
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