契約社員から正社員になれる人、なれない人。正社員登用の基準とは?
掲載日:2020年01月31日
更新日:2024年02月28日
契約社員から正社員になれる人となれない人では、どのような違いがあるのでしょうか
契約社員と正社員の違いを理解して、ステップアップを目指し、雇用の安定感を手に入れよう!
目次
オススメの求人
1. 契約社員と正社員の違いとは?
・契約社員には雇用期間が定められている
契約社員と正社員のいちばんの違いは、雇用期間が定められているかどうかです。契約社員の場合、雇用期間は最長3年間、高度技術を持つ専門家や60歳以上なら最長5年間までと、労働契約法にて定められています。
契約社員は契約期間が満了になると、雇用契約を再度更新しなければなりません。もし、更新をしなければ別の職場に移る必要があります。なお、契約更新は自分の意思だけではなく、契約先の企業から希望がなければ契約更新をすることはできません。
一方、正社員は雇用期間が定められていないため、自身で退職や転職をしない限りは定年まで勤務することが可能です。
・契約社員と正社員では待遇が違う
契約社員と正社員とでは給与面や福利厚生、賞与などの待遇が違います。正社員の給与は企業によって異なりますが、契約社員よりも高額になることが多いです。
また、いわゆるボーナスなどの賞与も、契約社員ではもらえない場合が多いです。
ほかにも、福利厚生の利用できる範囲は契約社員よりも正社員のほうが広く、交通費などの各種手当も、契約社員より正社員のほうが支給される種類が多くなります。
さらに、正社員の場合は昇進や昇格がありますが、契約社員の場合は契約満了まで昇進や昇格はありません。ただし契約更新をする場合のみ給与査定が行われ、多くもらえるようになるケースもあります。
・業務時間や契約が違う
契約社員と正社員は業務時間が異なります。企業によって形態は異なりますが、正社員の場合は原則的に定められた業務時間に従って勤務をします。
契約社員の場合は、契約ごとに勤務時間が異なり、正社員と同じ勤務時間になる場合もあれば、自分のライフスタイルに合った時間を設定することが可能な場合もあります。
また、正社員の場合は複数の企業で雇用契約をすることはできませんが、契約社員の場合は複数の企業で雇用契約を結ぶことができます。
2. 契約社員から正社員になるには?登用基準は?
・契約社員から正社員になるには
契約社員からどのような過程で正社員になるかは、企業によって異なります
正社員登用の制度がある企業でも、契約社員から正社員になるまでの過程は企業によって違います。契約社員から正社員への登用基準は、大きくわけるとふたつのパターンがあります。
ひとつ目は一定期間以上の勤務で正社員になれるパターンで、ふたつ目は成果によって登用されるパターンです。
一定期間以上の勤務で正社員になれるパターンは、正社員になることが前提で、契約社員として雇用されるので、退職や双方が契約更新を拒否しない限りは、正社員になることができます。
一方の成果によって正社員登用されるパターンは、企業が正社員に求める条件を満たしている必要があります。売上の貢献など成果を残すことや、コミュニケーション能力が高い、仕事効率がいいなど企業によって求める条件は異なりますが、給与に見合う働きをすることが最低限の条件になります。
3. 契約社員から正社員になれる人、なれない人
契約社員から正社員になれる人となれない人では、どのような違いがあるのでしょうか
正社員になれる人
急な欠勤などがなく、きちんと出勤できている人
周囲との人間関係が問題ない人
自分から仕事に取り組むことができる人
正社員になれない人
正社員の雇用には、様々な条件が求められることもあります。
年齢制限や学歴の制限、必要な資格など、求められている条件を確認しておきましょう。
契約社員から正社員になりたいと考えている方は、今一度ご自分の行いを確認し、周囲からどのように見えているか見直してみるとよいでしょう
4. 正社員登用ありの仕事を探すポイントとは
・「正社員登用あり」のお仕事を探す
契約社員から正社員になるには、まずは「正社員登用あり」のお仕事を探しましょう。
正社員登用を行っていない企業と契約しても正社員になることはほとんどできません。
・契約社員から正社員登用した事例がある企業を探す
契約社員から正社員へ登用した事例のある企業なら、契約社員から正社員になれる可能性が高いです。
とくに正社員の多くが契約社員からの登用をアピールしている企業は、正社員になることが前提で契約社員を雇用している可能性が高いのでおすすめです。
採用面接の際に、過去の正社員登用実績など質問して確認しておくとよいでしょう。
・資格が活かせる職場なら高収入も狙える!
契約社員から正社員登用が可能な求人の中には、有資格者限定の求人もあります。自分の持っている資格が活かせるような、有資格者限定の求人なら高収入が狙いやすいです。
また、必須でなくても必要とされる資格を持っていると、意欲があると見なされて正社員に登用されやすくなる傾向があります。
・一定期間の勤務で正社員になれる企業を探す
確実に正社員になりたいのならば、定められた期間勤務することで正社員になれる企業を探しましょう。
そのような企業は正社員にすることが前提で契約社員を雇用している場合が多いです。要するに、契約社員は正社員になるまでの試用期間という位置づけになっています。
なので、優秀な人材に育てるために教育に力を入れている企業が多く、資格取得をサポートしてくれたり、徹底的な研修を受けることができます。
5. まとめ
新たな世界に挑戦し、製造業で契約社員から正社員になることは、確かなステップです。
製造業で雇用の安定、待遇の向上、キャリアの展望を手に入れ、自分の成長に繋げましょう。
製造業で正社員としてのキャリアが広がれば、仕事に対するモチベーションも一段と高まることでしょう。
――― オススメのお仕事はコチラ ―――
正社員登用ありのお仕事を探す >>